足立区梅田のひかる動物病院、院長の霜田ちとせと申します。
NPO法人Human Animal Pairs、譲渡型保護猫カフェ「CAT HOME GARDEN」を運営しております。
2018年にNPO法人を設立し、その翌年に足立区足立に保護猫カフェをOPENしました。
主な活動は猫の保護活動と地域猫の避妊去勢(TNR)啓蒙活動や学生ボランティアの育成などをしております。その活動をきっかけに2023年より足立区の「動物愛護相談支援窓口事業」の委託団体になりました。区民の方々からのペットに関わる相談のアドバイザーになり、高齢者のペット問題などに直面しましたが、後見人のいない高齢な飼い主さん達のペット飼育困難を解決する手段がなかなかないことを痛感いたしました。
そこで今回、足立区の元気応援助成金の支援をいただきながらこのようなサイト運営とSNS運営により、高齢者の方々、そのご家族様、福祉施設のスタッフの方々、おひとり様の飼い主さんへペット防災やペット信託などの地域のイベントをより身近に感じていただけるような情報サービスを行うことにしました。
これにより、区民の方々がペットを守るための様々な情報を得ることで「将来の準備」をしていただけるようになり、地域の皆様とのコミュニケーションに繋がれば良いなと思います。
霜田ちとせ
NPO法人Human Animal Pairs
〒123-0851 東京都足立区梅田7−29−18
譲渡型保護猫カフェ CAT HOME GARDEN
〒 120-0015 東京都足立区足立4−14−1
最寄り駅:五反野駅より徒歩10分
私達は、地域猫の問題に取り組んでいます。
地域猫は私たちが何もしなければ増えていきます。
外で暮らしている猫は事故や病気にもかかりやすく、短命です。
また、無責任な飼い主に捨てられてしまった猫もおり、外で暮らしている猫は一般的には不幸な環境になってしまうことが多いのです。
地域猫を増やさないようにする方法として、まず私たちができることは、「子供を産ませないようにすること」で、このことをTNRと言います。
T:トラップ(捕獲)をし、
N:ニューター(不妊手術)してから、
R:リターン(元の場所に戻す)、
という活動をすると、外で生まれてくる子猫は減っていくはずです。
ですが、実情はなかなかうまくいかない地域もあり、どうしても子猫が生まれてきます。
この生まれてきた子猫を保護することが、次にやるべきこと、です。
この子猫が外で大人猫になれば、また、地域猫になってしまいます。
私たちは、TNRを啓蒙し、生まれてきた子猫をできる範囲で保護しております。
犬は5頭、猫は199頭、合計205頭です。いずれも身体的に病的で致死処分をせざるを得なかった個体です。10年前は犬猫合わせて1440頭だったので、数は減ってはいますが、それでも年間200頭の犬猫が致死処分の対象になっています。
平成24年の動物愛護管理法の法改正により、都道府県等は動物の引き取りを拒否できるようになりました。それにより、同時に犬や猫の殺処分数は減少していきましたが、代わりに動物保護団体への負担が増している状況になっています。
有志のボランティアさん達で地域猫活動ボランティアグループを作り、足立区に申請をすると、地域猫の不妊去勢手術費用が通常の助成金よりも多く申請することができ、またその猫を地域猫として見守ることができる事業です。この事業が広まれば、足立区内の地域猫の数は増えることはなくなり可哀想な猫を減らすことに繋がるはずです。また、街の美化にもつながり、猫の糞尿被害も減っていくことが期待されます。